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2007年06月16日

通俗性科学

「広義の性科学」の構想と関連して、「性科学」はそのプラグマティックな性に関する技術知見の集積という性質から、容易に科学性の欠如した、通俗的な俗信に陥る危険性を持っている。

例えば、「多数の男性と一度に性行為をすれば(乱交すれば)、妊娠を免れる」というような「性の技術知識」は、科学的に根拠希薄である性の迷信・俗信の類であるが、このような主張が、「性科学/性科学者によれば」と言うような形で、権威付けされることが多々ある。

科学的知識と、科学的検証を経ていない経験的知識や俗信の類は、厳密に区別せねばならない。科学としての性科学は、おのずから科学であるが故の厳しい基準で自己を律する必要がある。

しかし、現状として、性に関する科学的知見と根拠薄弱な俗信、また性に対する偏見に起因すると考えられる臆断がないまぜとなったような内容の本が、「性科学・セクソロジー」の名を冠して出版されるなどの弊害が存在している。

性は人間にとって余りにも普遍な事象で、人間の生にとって重大な意味を持つことより、科学としての性科学以外に、科学とは言い難い知見や見解が、性科学の名のもとで語られることが実際にある。

しかし、このような用法での性科学は、「通俗性科学」として、科学としての性科学とは峻別せねばならない。
posted by ちびママ at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 性についての知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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